そういえば、A主事はクルマも寮も暖房をつけていないと言っていた。正直その環境で耐えられる自信はない...
昨日出来なかった報告書の作成や、水漁のS主任主査への資材融通の確認、諸々な事務処理、市役所に派遣のk氏来訪に伴い、少し打合せなどなど...あっという間に昼になってしまった。
状況を理解しているY氏から、少しため息が漏れる。もちろんY氏の立場も十分に理解しているが、この現場はあまりにも多様な内容が狭い空間にひしめき合っている。
引き続き図面作成に取り掛かる。他のメンバーが作成した図面を参考に手を動かすが、ある程度のクオリティを確保しようとすると、時間だけが経っていってしまう。倍速で時間が進んでいるような感じがする。
県庁から電話が入り、T班長、H主任主査、N技師が色めき立つ。慣れ親しんでいる業務についての内容だったので、いつもと違ういきいきとした表情を見せる。普段手がけている業務は、林業分野の職員は誰も成し遂げたことがない。そういった五里霧中と違って、答えがイメージできているからだろうか...
夕方、三陸新報のT氏より電話が入る。「復興の助っ人たち」コーナーに掲載すべき人物はいないかとの相談だった。前から土木事務所の三年生、T氏に載ってもらいたいと思っていたので、T氏と少しやり取りし、T氏にOKの返事をする。いつの間にか、自分もいろいろな方と面識を持っているのだなと思った。
引き続き、図面の作成を継続する。突発的な業務の発声したN技師と二人が職場に残っていた。
切りのいいところまで進んだので、帰宅しようかなと思っていた頃、突然O技師が現れる。公用車のキーを誤って持ち帰ってしまったとのことで、それを届けに来たとのこと。ついでだったので、コンビニまで送ってもらうことに。
時折というか、かなりの頻度で事故をするO技師がどういった運転をするのか、見てみたかった。正直なところ、運転技能が劣るというよりも、運転への集中をそぐ要素が多いように感じた。いくつか指摘をしておく。
コンビニで夕食を買い求め、ベースキャンプへt戻った。