2014年9月28日日曜日

#611 Crossover Minamisanriku Vol.7 -縦か横か-

今日も秋晴れのいい天気。いつもより少し早めに起床し、洗濯をしてから5号機で出撃することに。前から気になっていた民俗学的調査を行うため、一路南三陸へと向かう。

この地方では稲の「はさかけ」に縦バージョンと横バージョンがある。その分界点はどこか気になっていた。ちなみに、気仙沼では横バージョンしか見ることがない。
歌津の伊里前から、払川方面へと向かう。ここには縦バージョンがあることを去年つかんでいた。
と思ったら、すぐ横に横が!
歌津はどうやら縦よりも横が多いような気がする。しかし、道を挟んで縦横が共存しているのは不思議である。家庭ごとにやり方が異なるのか...

そして、山がんの里を越えて、入谷へ。
ここも、縦と横の両方を見ることに。

そして、さんさん商店街へ。ひとまず、みなみな屋で餞別の品を買い求める。
自分用モアイはサンオーレ袖浜の砂でできている
今日は月に一度の復興市が開催されている。天気もいいので、沢山の来場者で賑わっていた。
昨年度の現場に隣接していたオーイング菓子工房Ryoも出店中で、4人目のお子さんが生まれた記念のセールを行っていた。
いろんな出店!

今日はタコまつり!
今は小牛田で作っている志津川の味噌屋さんのみそ汁
「カメラマンさん、飲んでって」と。カメラマンか...
仮設を回ってきたタコみこしが到着
先ほどの味噌をつけたこんにゃくとたこ焼き
CARENのステージ
仕事でコラボるD氏、今日は味わい開発室ブース担当
やっぱり餅まき
そして、取材に来ていた地振のO主査から「クレープ食べよう」と誘っていただき、さんさん商店街の中にあるクレープ屋さんへ。
ハニーバターと特濃ミルクセーキをごちそうになってしまった...
O主査と中学時代の同級生というO氏と三人でねまってから、一路西へと向かう。
入谷は縦横共存。気持ち縦が多くなる
御休場の一本松
なんと、アジサイが咲いている!
 そして、水界峠を越えて登米市へ。
登米市東和は縦の王国
まさに黄金の大地
 そして、縦の筆頭ともいえる「ねじりほんにょ」を見るために、くりこま高原駅へ。
シンプルな駅
ねじりほんにょ
縦のことは、どうやらほんにょというらしい
栗原市のゆるキャラ
ガチャピンではない
駅前にある巨大水車
 そして、縦横探索は続く。
若柳は縦
岩手県一関市花泉も縦
△は脱穀済
一関市藤沢に入っても、縦
 そして、突然の変化が現れる。唐突に横が!
横!
トンボ飛び交う渓流
千厩も横
小梨も横
室根も横
藤沢のある地点を越えたら、それ以降は横しか見ることがなかった。すると、歌津や入谷の縦横入り混じる集落は珍しいということだろうか...謎は深まるばかり。もう少し北の方もリサーチしてみたいところだ。

ベースキャンプへと戻ると、自動車学校(車校。ジシャガでもジシャコウでもない)から戻ってきたW技師、土木のT氏と駐車場で出会い、少し立ち話をする。
そのまま部屋へと戻り、結局夕食は支援物資のカップ麺となってしまった...