寒さのためか、途中何度も目が覚める。寝袋の最適温度は7℃と書かれていたが、やはり自分には厳しかった。
そして、夢を見た。亡くなった祖母や兄が鮮明に出てきた。恐山に行けなかった代わりに、夢で合わせてくれたのかもしれない。
昨日と同じく6時に起床する。しかし、O氏は既に目覚めており、朝食の準備を始めていてくれた。
O氏から、湖畔を散策したら?と提案され、カメラを持ってウロウロしてみることに。美しい景色、どこでシャッターを切っても絵になる。
朝食を摂ってから、いざ出発。ひとまず奥入瀬渓流へ向かうことに。左右をきょろきょろしながら一通り見たが、やはりもう一度見たいとの自分のリクエストでUターン。ここに道を通してくれた方に感謝してやまない。
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13年前 |
体を温めがてら、湖畔で一服。
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今回はパス |
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O氏がごちそうしてくれた |
十和田湖を半周し、鹿角へ。
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今度は鉄道で来よう |
元来た道を少し走ってから、玉川温泉へと向かう。pH1.2の強酸性の温泉は、依然と変わらず賑わっていた。
昨日の転倒で少しけがをしていたO氏にとって、玉川の湯は厳し以下と思ったら、意外に平気な顔をしていた。
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秋田三昧定食 |
少し周囲を散策。
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湯の花採取 |
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温泉地的風景 |
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アジサイが! |
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そしてやっぱりきりたんぽ |
田沢湖の少し北側を抜け、仙岩峠を越えて岩手へ。雫石あねっこという道の駅で休憩し、盛岡市内へ。盛岡IC付近で渋滞に巻き込まれたが、O氏と相談の結果、下道で気仙沼へ向かう。
途中事故渋滞やクローラクレーンを積載した車両に行く手を阻まれ、結局5分遅れで大島行きフェリーに乗りそびれてしまった...O氏と吉牛で夕食を摂り、お別れする。
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1000㎞も走ってしまった... |
東北の魅力の片鱗を覗うことのできた今回の旅。17年前、13年前の一人旅とは違った制約はもちろんあるが、それをはるかに凌駕する体験を味わうことが出来、一生の思い出になった。
次に訪れるのは13年後か17年後か...自分もうはそんなに若くはないと気付かされた。