2015年2月23日月曜日

#759 人が作るもの

連日春のような天気が続いているが、ここ気仙沼も例外ではなかった。窓を開けると暖かな風を感じることが出来る。いつものように準備して、お土産を持ち、5号機で出発する。

N技師が、自分が回覧していた変更設計書と、治山必携とを見比べていた。今回の変更が重要変更に該当するのではという指摘だった。どう読み解いても、重要変更に該当しないのだが、ある単語を切り抜いて該当するのではと思ったようだ。

N技師に、通常時のルールと災害時のルールについて少し話をする。
平常時は定められたルールに従うべきだし、そのルールも理由があって定められたことは理解している。しかし、災害時には通常時のルールが足かせになる場合もあるし、東日本大震災のような巨大災害を想定せずに作成されているルールがほとんどである。

行政職員として、ルールを守ることは当然である。しかし、現状と合致しないルールであれば、それを変更するのも行政職員としての義務だろう。ルールは所詮、人が作ったものなのだから。ルールに縛られて、望ましい成果が得られないのであれば本末転倒である。

K氏が、「うち(兵庫)はルールに準拠してますから」と横槍を入れる。いや、守るとか守らないとか、そんなことを議論したいわけではない。

のち、Nという施工箇所について現場代理人氏とその上司と打合せを行う。残りの勤務可能日数を考慮し、N技師も打合せに加わってもらうことに。前回の打合せ内容が全く無視された内容に、少し苛立ちを覚える。

職場で、富山のお土産を配布することに。黒部峡谷鉄道を模したものと北陸新幹線を模したもの、いずれかを選択してもらったが、北陸新幹線のほうが人気が高かった。
非ライブカメラA
 午後、もう期限的に危険水準に達した資料作成を行う。比較的作業は順調に進む。

農業振興班方面から、自分の名前を連呼する声が聞こえる。週1で河北新報に折り込まれる「リアスの風」に、先日の神止り七福神舞の記事が掲載されていた。恥ずかしながら、自分がメイン...
依頼されていた3月13日用の原稿を作成する。400字強のスペースに2年間の出来事を詰め込むことは至難の業だった。4つのパラグラフに、宮城県の林務職員に伝えたいメッセージを込める。

切りの良いところで業務を終わらせ、帰路につく。夕食はこけしへ。
親子丼
帰宅後、吸い込まれるように眠りについた。