午前中はコンサルと設計内容の打合せとなる。ボーリング調査の結果などを元に、構造物の設計方針を確認する。1から手掛ける現場はこれが初めてなので、技術基準に適合しているか一つずつチェックする。まだ理解の浅い部分もあるため、H技査にも加わっていただく。この設計を完成に持っていけば、防潮堤の設計の細かな部分まで完璧に理解できるようになるだろう。
ヨーロピアンな爽やかさ |
発注時の仕様書を元に、細かな内容の打合せを行う。三重でも手掛けたことのある馴染みの工法だが、宮城ではどうやって進めていくか、楽しみである。
打合せ終了後、午前に提出された資料を改めて確認する。これからさらに詳細が詰められていくので、こちらも的確に対応が出来るようにしておかないと...
業務終了後、荷物をまとめ1号機で出発する。第18共徳丸は、既に艦橋が取り外されていた。
渋滞している高田そして住田と抜け、宮守ICから釜石道に入り、東北道をひた走り青森へ。
本当は八戸からフェリーに乗りたかったが、週末のスケジュールが確定したのが木曜夜。既に満員御礼。やむなく青森から乗ることに。
途中津軽SAで停まったところ、女性から「青森の方ですか?」と訊ねられる。違うと答え、どうかされたのか聞くと、「青森と名の付くインターがたくさんあって、どこが街中に近いのかわからなくて...」と。
「終点まで行けばいいのでは?」と安易に答える。
東北道の青森ICで降りるのは、兄のマークⅡで函館に行った高2の時以来。早20年が経ってしまった。するとどうだろう、終点と思っていた高速が伸びている!適当なことを言ってはいけない...
青函連絡のフェリーは2社運航しているが、微妙に値段が違う。早い便に乗れそうだったが、1,000円強高かったので、23時30分発の便にする。
自分のクルマで北海道に上陸するのはこれで2回目。兄も成し遂げたかった、ルーツを探る旅にへと出かける。