2013年9月17日火曜日

#235 恵み

台風一過の、秋晴れの朝を迎える。空気も乾いていて、とても爽やか。現場のことが気になりつつも、気分はとても落ち着いている。

連休中の行動について少し話をし、机上の書類をさばいていると、打合せの時間となる。戸倉の施工予定地に関連して、教育庁と志津川青年の家の方と打合せを行う。こちらから情報提供しておいた甲斐があり、この会を迎えられたのが良かった。

引き続き、H技査とT氏とともに、現場確認に向かう。特に気になる現場を重点的に回ることに。市内の施工予定箇所では、波打ち際でコンブを拾う方を見かける。
そして、次の場所でも...海を覗いてみると、大量のコンブが漂っている。次の場所ではコンブが大量に干されている。
棒でコンブを取るおんつぁん
台風という自然災害が、もちろん被害をもたらすが、海からの恵みももたらしてくれる。採りに行かなくても、向こうからやってきてくれる。海の凄さを改めて感じる。

丁度お昼になり、歌津のみなさん館で昼食。
そして、歌津の施工現場へ。現場代理人のS氏に確認してあるのだが、やはり見てみるまではわからない。ブロックの向こうにある現場を見ると...被害は最小限にとどまっていた。
他にも現場を見て、帰庁する。車内で、気仙沼市内にある「さかなの駅」の話題になる。てっきり魚屋さんの集まった建物と思っていたら、どうやらそうではない。しまった、この情報を昨日の時点で知っていれば...

帰庁すると、机上になぜか伊賀のかたやきが置かれている。添えられた名刺を見ると、防災部局でご一緒することはなかったが、三重でお世話になったF氏が来庁されていた。もう少し早ければお会いできたんだが...しかし、こうやって訪ねてくれる人がいるのは本当にありがたい。

頼まれた書類作成などもろもろ作業を行い、退庁するころには辺りは既に真っ暗。秋の日はつるべ落としと言う通り。
業務終了後、エスポワールへ。先日貯まったスタンプカードが400円の商品券になった。
秋の夜長、溜まってしまったボランタリーな作業をぼつぼつ進める。