居心地の良い部屋でしばしくつろいでから、荷物をまとめて出発する。
以前からなかなか行く機会に恵まれなかった、石ノ森萬画館へ。丁度3年前に訪れた時は、入口にベニヤ板が打ち付けられていたが、今はすっかりきれいに復旧されている。
川の中州にある |
独特のフォルムは石巻のシンボルといえる |
ロボコンがお出迎え |
不思議な状態 |
仮面ライダー「新」1号とのこと |
そして、「マンガDEみる石巻復興グルメ展」という特別展示では、石巻の魚介類を中心とした豊かな食文化の紹介(もちろん漫画)を中心とした展示がなされている。
著名な漫画家が寄稿した色紙も多数展示されており、犬木加奈子先生の色紙でトラウマが再発する。
既に結構いい時間になってしまっており、魅力ある館を後にする。雨は上がっており、僅かに晴れ間が覗いていた。
途中のファストフードのドライブスルーで昼食を済ませ、三陸道で仙台へと向かう。定宿にクルマを預け、一応きちんとした格好に着替えてから、電力ホールへと向かう。
光のページェント準備中 |
講演の内容は、その多くがメディアなどで流れている「既知」の内容だったが、最後に話されていた、農協など各種団体に行政事務を担わせる「地方マネジメント法人」の設立というのは、少し気になる内容だった。
また、地方分権と地方の責任ということをよくお話されているように思う。国の持つ権限を移譲することで、地方の裁量は広がるが、それに伴って当たり前だが責任も移される。大臣はまた、権限
移譲の深化がなされさえすれば、道州という枠組みは特段必要ないのでは、と語られた。
被災地の復興では、自治体ごとのオリジナリティが出ている部分が多々ある。ただ、大きな復興予算という枠の中で、どの事業にどのように予算を配分するかの判断は国が担っている。ただ、南海トラフの祭には、その予算配分さえも地方に担わせてもらいたいと思っている。地方にも優秀な人材は多数そろっている。そこまで行って、初めて地方分権だろう。もちろん、災害復旧復興だけでなく、平常時からも。
この後、図らずも岩沼市に派遣されている職員の方と話す機会があった。農地関連の業務に携わって見えるそうだが、その考えや思いは自分と似通っていた。昨日のM氏といい、仕事への思いが深いほど、組織への期待も高まってくる。自分もあまり愚痴ばかり言わずに、三重が受援の立場になった時、どうあるべきかをまとめていかなければと思う。
防災部局時代、静岡県や県内市町、消防本部から派遣職員を受け入れていた。改めて、その時の同僚に話を聞いてみたいと思った。