昨晩の雨は、明け方にようやく上がったようだった。路面はべっとりと濡れていて、すぐに乾きそうな気配はなかった。しかし、外は晴れている。急ぎ準備をして、待ち合わせのコンビニへ向かう。
大島の友人O氏と合流し、45号線を南下する。5号機は盛大に水を跳ね上げており、足回りはドロドロになっていた...しかし、いつも仕事で通う道も、5号機で突っ走ると、いつもと違うものが見えているようで楽しい。
戸倉で398号線にスイッチし、海沿いを走る。ところどころに垣間見える海は美しかった、
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防潮堤の工事が進んでいた |
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牡鹿半島 |
そして女川へ。解体が予定されている江島共済会館を見る。
震災復興事業のPR看板と建物の対比が象徴的だった。そして、献花がなされていた場所では、某銀行の遺族が状況を説明されていた。
引き続き、コバルトラインへ。久々に走るが、相変わらずの絶景、そして好天!
快調にコバルトラインを走っていたが、徐々にガスが出てくる。終点の山鳥越に着くころには、海が見えなくなってしまった。海岸線を走って、鮎川へ。
捕鯨で有名な鮎川で、ひとまず昼食を摂るために「
おしかのれん街」へ。
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お食事4店・お土産2店 |
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カキフライ定食 |
さすが鮎川といえば捕鯨。いたるところにクジラにまつわるものを見かける。食事もクジラを使ったメニューがあったが、あまり得意ではないので...
そして、お土産物点でクジラの歯を加工したアクセサリーを見かけた。この工芸品、既に後継者不足でその存続が危ぶまれていたが、震災が追討ちをかけてしまったとのこと。「地域貢献」を成し遂げるために、清水の舞台から飛び降りる気持ちで買い求める。
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結構いいお値段... |
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あまり工事の進んでいない鮎川 |
そして、牡鹿半島を8の次に回る。
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看板に書かれた津波浸水深 |
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手前が折れた鳥居 |
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未処理の塩害木 |
このあたりを走っていると、人気のなさに少し寂しさを覚える。集落跡もさることながら、漁港にも人の姿を見かけることはほとんどなかった。
引き続き、自分の希望で女川原子力PRセンターへ。
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到着時で自分たちだけ... |
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震災時の対応と震災後の対応がまとまっているコーナー |
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1/2の模型 |
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よく見るドラム缶 |
女川原発の地盤高さは震災前で14.8m、そして今は冷温停止している。震災前、震災時、そして震災後、様々な取組が行われてきた。今、この場に立っていられることが、すべてを表している。
この後、上品の郷に行くか追分温泉に行くかコイントスで決定する。表が出たので追分温泉へ。
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湾口防波堤 |
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1階が吹き抜けの老人介護施設? |
紅葉が美しい渓谷を抜け、ひっそりとした温泉へ。
1年半ぶりだが、雰囲気は変わっていなかった。
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この季節も良い |
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看板娘(?)のヨタハチとフェアレディ |
やや急ぎ気味に入浴し、津山から三陸道経由で気仙沼へと戻る。追分温泉を出て間もなく雨が降り始め、気仙沼に着くころにはすっかり濡れてしまった。気温は高かったからよかったものの、そろそろバイクもおしまいの時期かな...