N技師宅で朝を迎える。既に目覚めているN技師が3人分の朝食を用意してくれていた。憎まれ口を叩くN技師は、実はとても気が利く。遠慮なくあきたこまちのご飯をいただくことに。
千厩から気仙沼までの道は至って順調だった。途中小雨がぱらつくものの、大降りになることはなかった。
週明けのスケジュールを考慮すると、政策提案の資料作成の時間が今日しか残されていない。本気を出さないとヤバくなってきた。
そのような中、来週以降の現場調査にかかるスケジュール調整の会議となる。5日間予定されているが、別の予定と大幅に被ってしまい、1日しか参加できないことになった。ただ、主に来年以降も残留が見込まれる方に見ていただきたいので、やむを得ずなところもある。
引き続き、土木事務所のS技査とNという施工予定箇所の打合せとなる。こちらから出向こうと思っていたので、丁度良いタイミングだった。
S技査から、30日で離任すると切り出される。しまった、3か月の任期ということを忘れていた...後任は当然決まっているが、移行期間内は前からつるんでいるY技査とやり取りすることになる。3か月、長いようで短い。いや、単に短いと痛感する。
午後から、政策提案の資料をまとめる。チェックを完了し、何とか間に合った。月曜日は不在にしているので、後の提出などはS主事にお任せすることに。
業務終了後、1号機を繰り出して仙台へと向かう。高速で事故渋滞1か所、そして仙台宮城ICを降りてから激しく渋滞しており、かなりの時間がかかってしまった。仙台西道路のメリットは大きいが、この渋滞は勘弁願いたい。本当に仙台は渋滞が頻発する。
定宿にチェックインすると、「キャッシュバックキャンペーンに当選です!」とフロントの方が。なんと、宿泊費が無料になった。くじと名の付くものに全く無縁だが、今日は天にも昇るような気持ちになった。しかし、ここしばらく溜めていた運は使い果たしただろう。当分の間、呪われそうである。
勾当台公園付近で、伊賀の友人と合流する。7年ほど前に通っていた「みえT&Fアカデミー」という話し方講座の同期で、社会福祉士をしている。震災後、南相馬や山元で社会福祉的視点から支援活動を行っている。
牛タンを食べたいというリクエストに応えるため、旨味太助に向かう。久々に食べる厚切りの牛タンは美味しかった。
社会福祉士の視点から、いろいろと話をしてもらう。通常ならヘルパーをお願いするような仮設の老人、要介護者であるにもかかわらず、独居のためにもはや仮設住宅が施設と変わらないような状況にあること...自分が気づかない点ばかりだった。普段暮らしている中では知ることのない情報を沢山もたらされる。
そして、2次会は近くのバーへ。友人は少し上機嫌だった。またの再開を祈念して...