先週の戦場のような雰囲気はすっかり失せ、いつもの穏やかな職場に戻る。T班長とH主任主査が不在のため、K氏、N技師と週末の出来事などを話し、業務に入る。こういった雰囲気、去年はなかったよな…
しばらくして、三重の上司から電話が入る。宮城と三重をやり取りする、ある手続きの不備により、作業が発生することになった。宮城、三重それぞれシステム的にガッチリしている手続きのため、通常はミスが発生するようなものではない。ちょっとした解釈の違いや、入力ミスなど些細なことが原因だと思う。しかし、自分の意思が介在するようなないようではないので、あらぬ疑いが掛けられては癪である。フローを洗い、再発防止の提案をする。
先週も長時間共同作業したコンサルの担当氏と電話でやり取りし、資料の提供をお願いする。その間、金曜日に成し遂げられなかった作業を進める。
非ライブカメラA |
午後も作業を続ける。修正する箇所は、設計書のほんの一部なのだが、その裏で様々な要素が複雑に影響しあっており、異常なまでに時間がかかる。まさに牛歩。
N技師から、今週のスケジュールについて説明があった。なかなか家でゆっくり…というわけにはいかなさそうだった。
新聞の切り抜きに目を通していたK氏が、三陸新報の記事を見て話しかけてくる。気仙沼市役所では、派遣職員を対象にしたツアーを組んでいる。ツアーと言っても業務としてではなく、どちらかと言えば有志の活動のようだ。派遣職員が戻ってからも気仙沼のファンになってほしいという目的で行われている。
「うちにはこういった取組はないんですかね?」
こっそり温めているのだが、生憎、体は一つしかない…しかし、ニーズがあることはわかった。
緩やかに人がいなくなり、最後は一人になる。穴が開くくらい図面や設計書に目を通し、書類を完成させた頃には22時前になっていた。そろそろこういった生活に区切りを付けたいのだが、果たしてどうなることやら…そろそろこの不安定な滑空から、ゆっくりと地面に着地したいところだ。