2014年5月15日木曜日

#475 後方支援

もう眠さにいつ負けてもおかしくないが、気力を振り絞り、いつものように準備して、いつものように出勤する。昨日は30℃近くをマークしたが、今日は少し涼しくなった。

合庁で夜を明かしていたH主任主査、N技師、そして班員が、説明のために会議室へ入る。明日に備えた資料修正も行いながら、会議室から飛び出してくるリクエストに応えるため、資料用意に忙殺される。
先行するN技査、K氏をフェリー乗り場に送る予定が、自分が動くことが不可能になってしまい、O技師に依頼する。

説明がスムースに進行したので、メンバーは1本早い船で大島の現地説明へと向かった。静かになったのも束の間、残されている自分もコンサルの担当氏と電話とメールでやり取りを続ける。
非ライブカメラA
予想より早く現地調査が終わり、早めに戻ってくる。そしてそのまま説明へと入った。東部、仙台のメンバーが続々と合庁に参集し、戦場のような慌しさになる。持ち込まれたPCをネットワークに接続したいといったリクエストにも応える。過去の業務経験が、思わぬところで役に立つ。
水漁のT技師に、資料を借りに行く。すると、書架に「宮城の漁港」と書かれた、漁港マニア垂涎の冊子があった。震災前の写真が満載された貴重な資料を、一部頂戴する。
横向きですみません...
Nという施工予定箇所を担当するコンサル氏と打合せをする。課題に対し、どのような資料を整理すべきかシナリオを組み立てる。ディスカッションの中で生まれたアイデアをまとめて、作業へと入る。K氏にも比較検討の資料の作成を依頼すると、的確なリザルトが叩き出される。超COOL!そして、改めてN技師が資料のチェックをしてくれる。絶対に自分では気づかないようなポイントに鋭く切り込む。そして修正...

自分の前の座席に東部のA技師、その横にO氏、そして自分の横にK氏。昨年度結成された「チーム三陸」の意思を引き継ぐ、「チームネオ三陸」が初めてコラボレーションする。といっても、それぞれがそれぞれの作業をしているのだが...

日が変わるころ、仙台のメンバーが一時離脱、その後、東部の一部メンバーが離脱。会議室で横になる者、引き続き作業を進める者。震災直後の多忙さはこの日ではないだろうが、それでも過酷なことには変わりない。
朝の非ライブカメラA
いつの間にか、空が白み始めていた。高知から派遣の、東部のO氏と外で立ち話する。お互い2年生。来年度のことを考え、シームレスな業務ができるように少し作戦会議をする。そしえ、少し力尽きる。