2014年1月25日土曜日

#365 around the "AX" -day1-

6時40分ごろに起床し、O氏にお礼を言ってからSGに向かう。同行する、板橋区から大船渡市役所に派遣のT氏からは準備完了しているとのメッセージがあった。
小雪がぱらつき、あまり天気がよくないが、ひとまず1号機にて一路北へと向かう。

107号線を走り、宮守から釜石道へ。先週と同じように紫波SAで小休止する。先週と異なるのは、雪の量が圧倒的に少ないことか。次第に天候は回復し、この前雫石から一時みえた岩手山も、今日はばっちり!

途中除雪車なども目にするが、既に外気温計は5℃を指しており、道路はドライ。順調に進み、予定より30分ほど早く八戸の八食センターに到着する。

以前もその賑わいに感心したが、今日もたくさんの来場者。魚介類、お土産、野菜...眺めているだけで楽しい。
おっきなタラ
欲しい!けど飼い方がわからない...
以前来訪時に買い求め、姉が絶賛していたスパークリング・アップルジュールを2箱買い求め、実家に送っておく。
一通りうろうろし、少し早目の昼ごはんにする。少し悩んだ結果、前回と同じく八食市場寿司へ。かなり好きな店。
タラの白子
ウニをガッつくT氏
100円の寿司とは違うのでそこそこいい値段がするが、何を食べてもおいしいので大満足。
おなかもいっぱいになり、338号線を通ってさらに北を目指す。

三沢に入ったころに、見覚えのあるデザインの記念碑を見かけたので引き返す。以前、階上町でみたものと同じフォルム。
地震海鳴りほら津波と記載
この辺りは「四川目」地区と言う場所で、以前は集落があったそうだが、自衛隊の訓練による騒音被害などを避けるために集団移転が行われていた。
青森の太平洋沿岸も津波が襲来しているが、この辺りでその痕跡を見かけることはなかった。海岸線に続く防災林が効果を発揮したのだろう。

「まさかり」に似た下北半島の「柄」の部分を北へ向かう。まっすぐに伸びた道、時折現れる集落、そして森。北海道に似た風景が続く。
六ケ所村を抜け、東通村へ。エアコンを切っても暑くなってきたので、窓を少し開ける。
338号線から別れ、県道を走る。完全に除雪されているわけではなく、FRの1号機は時々不安定な挙動を示す。
いよいよ松林の向こうに海峡を目の当たりにする場所に出る。この季節としては例外的な暖かさがありがたい。

「寒立馬」で有名な尻屋崎は冬季閉鎖されておりアプローチすることはできないが、寒立馬は近所の「アタカ」と呼ばれる牧場で冬を越す。一旦牧場を通り過ぎ、ゲートのところまで向かう。
暖かくなってから、また来よう
そして、いよいよ牧場へ。
広々とした場所に、20頭ほどの寒立馬が草を食んでいる。今日は雪が殆どないので、写真で見るようなイメージとは異なるが、それでも馬はかわいい。しかし、足元に気をつけないと落し物を踏んづけてしまいそうになる。
しばし、撮影に興じる。
一通り観察を終え、牧場を後にする。
尻屋の集落は、思っていたよりも住家が多く、子どもたちもたくさん目にする。いい意味で想像とは異なる様相を示していた。

一旦むつ市に向かい、地元のスーパー「マエダ」で買い出しを行ってから宿へ向かう。道路はビシャビシャになっているが、走行に特に支障はなかった。
段々雪深くなり俄かに不安になってくるが、周囲の建物が増えてきたころに、目的地の「ホテルニュー薬研」に到着した。

建物は決して新しくはないが、適宜リニューアルが行われており、スタッフの対応も丁寧でとても好感が持てる。まずは温泉に入り、食事となる。流行のバイキングではなく、別室で丁寧に盛りつけられた料理を食べる。ビール1本付で、この値段はB/Cが10はいっている。久々に当たりのホテルだ。
味もまずまず
べこもち入り鍋
けいらん入りお吸い物
部屋に戻り、少しつまみながらT氏と話をする。こうやって旅行に来ることも、もう二度とないかもしれない。これもまた縁なのだろう。