#346 start your engines

部屋が冷え切っていたからか、若干早く目が覚める。布団から手を出してエアコンのスイッチを入れ、またしばらく布団にもぐりこむ。意を決して這い出し、いつものように準備して、いつものように出勤する。

メンバーと久しぶりに再会する。違うことは挨拶が「明けましておめでとうございます」ということぐらいか。年末年始の出来事などを少し話し、昨年度から引き続きの業務に取り掛かる。自分の殴り書きの乱暴なメモに一瞬頭を悩ませるが、幸いにもその意味が理解できた。

年始の挨拶に入れ代わり立ち代わり来客がある。初めてお会いする方も多く、同僚にこっそり確認する。

S技術次長から、大島の案件で相談を受ける。また、自分が不在のうちに、いろいろ良い方向に進んでいたようで安心した。

時折、窓の外に小雪が舞う。足元がひんやりとしているが、持っているフリースの上着をひざ掛け代わりにして難を逃れる。身体的な事情により加温式のひざ掛けなどを使用する場合は、別途手続きが必要となる。この辺りに文化の違いを感じる。

早稲谷の菅原さんは今日も伐倒作業に来られており、少し遠目に年始のごあいさつをさせていただいた。

非ライブカメラA

非ライブカメラB

秋田に帰省したN技査、S技査、茨城に帰省したI主事のお土産、S主事が地元気仙沼の商店街の福引で当ててきた水ようかん、自分の道東みやげなどが配られ、机上が賑やかになる。全国の産品を味わうことが出来るのも、この職場のメリットかと。

I主事のお土産、モーター最中

午後一、知事年始の挨拶が館内放送で流れる。復興に邁進せよというメッセージに、密かに「根性」と入っていて嬉しくなる。最近、ネガティブな意味に捉えられるからか、根性という言葉を耳にする機会がほとんどなくなった気がする。

引き続き、大会議室で所長の年頭訓示がある。今年度も残すところ三月。いやがうえにも、緊張感が高まる。

午前からの作業を続行する。何かやるべきことを完全に忘れていそうで怖くなるが、多分大丈夫だろう。根拠はないが...2か所の施工予定現場に関する資料作成を同時に進めているので、誤ってファイルを上書きしてしまわないか心配になる。

キリのいいところまで作業を進め、帰路に就く。大型ショッピングセンターで割り引かれた寿司を物色するが、あまり気の利いたものはなかった。コロッケなども買い求める。

冷え切った街を行く。北海道に行ったからではないが、寒い地方で暮らしていくためのコツを、ほんの少し掴んだような気がする。

また、尾鷲のM先輩からリポDを大量に送っていただいた。これでまた二頑張ぐらいできそうだ。