2014年7月11日金曜日

#532 この街で、この土地で生きている

台風の影響か、ぐずついた天気。あまり気分も乗らず、いつものように準備して、いつものように出勤する。震災から3年4か月、何もなくいつも通りである。

出張続きだったK氏と久々に情報交換する。昨日の治山林道研究発表会の様子などを聞く。最優秀は栗原のK君で、彼らしいあか抜けたパワポと研究内容の化学っぽさが興味深い。ほかにも、クマ肉を賞味したなど、最近のK氏は食にこだわっている。

やや放置してしまっていた、コンサル氏から送付されたNという施工予定箇所に関する図面のチェックを行う。基準などと照らし合わせるが、何が正しいのかわからなくなり、暗闇に行く。
発注図面などを参考にしようと、入札情報システムを漁ってみるが、生憎求めている回答は得られない。あぁ、三重のような統合DBがほしい!!
午後、カメラ好きで仲の良い市役所のK氏が来庁する。こちらのK氏と林道に関する打合せをしており、終了後に午前中の疑問点を確認する。やはり土木歴が長いので、的確な回答が返ってきた。

そんな中、土木事務所のY技査とM主査が現れる。Hという施工予定箇所について簡単に打合せを行う。用地関連の内容も含まれていたので、A主事にも加わってもらった。初めての顔合わせに、A主事は少し緊張しているようだった。ついでに、午前中の疑問点についてもY技査に確認する。K氏と同様の回答が返ってきて、ようやく腑に落ちた。やはり、土木技師の方が多くの現場を手掛けているだけはある。

この前の火曜日のリベンジに入っていたN技師から、卒業試験に合格したとの報があったので、業務終了後、台風一過の爽やかな秋のような天候の中、3号機で千厩へと向かう。

284号線を走っていると、今普通にこの街で暮らしている自分がいることに気付く。三重と違う景色、三重と違う店、三重と違う鉄道...それが、いつのまにか当たり前の景色になっていた。いつか終わりが来ることは間違いないが、この街、この土地を自由自在に動けるようになった。

1次会は気仙沼で店を出されていたという「笑屋」という店に出向く。あか抜けたメニューとリーズナブルな価格設定は、人気の理由もわかる。「少し遅くなりますが...」と言いつつも、ほとんど待たずに料理が提供される。今まで千厩で尋ねた店とは違うおもてなし。他の店を圧倒している。
そして、トンネルマンことH氏にも連絡をしておく。普段出歩くこともあまりないようなので、今度はH氏も交えて懇親会かな...

2次会は謎のスナックへ。熟年感たっぷりの雰囲気は、自分たちには場違いか...
歌津出身という店員さんと話をする。基本の部分を知っているので、余計なプロセスを通過してより深い話に入ることが出来る。この街、この地方のことを調べておくことで、本当に聞きたい話に早く到達可能となる。そう考えると、予習って大切なんだなと思う。まぁ、その予習が楽しいからやっているんだけど...
夜も更けて、またN技師宅に泊めてもらうことになった。もはや定宿化している...