2014年7月2日水曜日

#523 声に耳を傾け

梅雨が空けてしまったのでは、と思う好天に恵まれた。いつものように準備...と思いきや、牛乳を買ってくるのを忘れていた。やむなくコンビニでカロリーメイトを買い求める。今日は玄関を片付けておいたので、靴を履き間違えることはなかった。

K氏が唐桑の施工現場に向かうとのことだったので、同行させてもらうことにした。着工前にしか訪ねたことがなかったので、現場は大きく様変わりしていた。
実生で更新中
現場代理人と少し話をする。県境で業務を行うことの課題、復興工事に関することなどなど...貴重な意見を聞くことが出来た。

引き続き、土木事務所が施工している大沢の防潮堤建設現場へ向かう。透過型の傾斜提で、堤高は11.3m。その施工規模に少し驚く。
一部ブロックの設置が完了している
横断図
平面図
函渠工基礎
合庁に戻る前に、URが施工している南気仙沼地区の情報館に立ち寄る。無人の資料展示スペースで月~金の9:30から16:30までの開館では、誰に何を見せたいのだろうか...
外の涼しさとは異なり、合庁に戻ると室内はムッとしていた。
非ライブカメラA
午後、来週必要となる資料作成を行う。外出する機会も多いため、内業可能な時間が限られてきた。しかし、3回目となる報告会も同じネタばかりでは聞いている人が面白くない。今までの説明内容をより深く掘り下げた組立で持っていこうと思う。

少し、防災林の過去を調べてみる。有名なのは政宗公の仙台平野と高田松原で、科学的視点から設置が望まれるようになったのは昭和三陸地震津波以降。その後、チリ地震津波後も整備が進められ、震災前の美林が形成された。宮城には、海岸林を整備しようというDNAがあるような気がしてならない。

業務終了後、気仙沼の母の元へ頭を切りに行く。
「気仙沼が好きだから、帰りたくないっていうんじゃないの(笑)」と。気仙沼は好きだが、三重はもっと好きだと思う...

雑談をしている中で、今の狭い住居のことを嘆かれていた。防集で整備されている土地は1世帯当たり100坪。三重の基準からすれば広いと思うが、三陸の人たちにすれば狭い。大きな家に暮らす。そういった暮らしが当たり前の方にとっては、今の暮らしは窮屈だろう。文化の違いに対し、他所の価値を押し付けるのはよくないと改めて思う。
公共用地の買収に係る疑問について問題提起される。確かに、建前を押し通すと土地所有者にとっては不利な状況になる。しかし、こちらの立場からは無駄な投資を行うことが出来ない。このあたり、うまく解決できればいいのだが...

母の友人が、殻つきのホヤを置いて行かれた。「あげようか?」と言われたが、丁重にお断りする。ホヤは食べられないことはないが、剥くとなるともはや自分のキャパを超えている。

大型ショッピングセンターで枯渇した消耗品類とパック寿司を買い求めて帰宅する。過剰にカロリーを摂取している気がするので、自重しないと。

来客との懇親のために、店を予約する。最近、相手のことを思いながら店を選択することが出来るようになった。この街に住んで1年ちょっと。大分馴染んできたな...