週末の豪雨対応のため、同僚が情報収集や報告などの任務にあたっていた。きちんとまとまった経過表に、宮城らしい几帳面さを感じる。よくお世話になっている総務のS主事は、市役所に派遣され情報収集に当たっていたとのこと。三重では、被害情報の収集などはシステムを使用して集めている。集計、集約、情報提供は圧倒的に速いのが特徴。どちらがより効果的なのか、少し検証してみたい心情になる。
先週分の報告書などをまとめ、午後からの会合に備え、資料の準備と予習を行うことにする。
青空の覗く、非ライブカメラ |
そして、南三陸町歌津で行われる会合に参加するため出発する。今回は、町が実施する被災した集落再生のためのプラン作りに、施設整備をするポジションとして参加する。
この地区では、浸水域を災害危険区域に指定し、住居はすべて高台へ移転することになる。
会場では、先々週の説明会でもお顔を合わせた方がたくさんみえる。そして、受付簿をちらちら眺め、先日電話でお話をした方(仮にZ氏とする)が来場していることを確認する。
一通り資料の説明が終わった段階で、たまたま隣に座られたZ氏にお話をする。最初はキツい洗礼を受けてしまったが、丁寧にお話をさせていただくことで、非常に打ち解けることが出来た。
お話されていることは十分に理解でき、もっともな話なので、こちらも可能な限り最大限の努力を行うことを約束した。
Z氏からは、3月11日の様子や、家訓として、津波があれば速やかに高台に避難すると教えられてきたこと、1960年のチリ地震津波のことなど、いくつか教えていただくことが出来た。また、地元の方がとても重視している避難路の話など、貴重な情報がたくさんもたらされた。そして、やはり電話ではなく、顔を見てお話するに限ると、改めて痛感する。
業務終了後、アンカーコーヒーで少し腹を満たしてから大船渡へ。気仙沼のスタバは、濃くておいしい。
七夕祭りの準備も佳境に入り、今日は着色した和紙を骨組みに貼り付ける作業となる。
土台の出来上がり |
帰宅後、A氏から頂いた番組のVTRを視聴する。記者の視点から見た被災地の今をまとめたもので、気仙沼を含む宮城県、岩手県大槌町、宮古市(旧田老町)が舞台となっている。それぞれの地に、それぞれの考え方がある。未来のために何が最善なのか、多くの方々と向き合って直球勝負していくしかないと、強く思った。