2013年7月12日金曜日

#168 交錯

今までほとんど雨が降らなかったので、ようやく梅雨らしい天候になっている。昨日に引き続き、今日も若干肌寒い。雨は少し小降りになったので、若干無理をして2号機で出勤する。
昨晩市販薬を飲んだものの、体調は万全ではない。

職場は出張などで半分ほどしか人がおらず、いつにもまして静か。来週必要となる資料の作成などに勤しむ。
失われた体力を補おうと、MONSTERなるエナジードリンクを飲んでいたら、T氏から「微妙なにおいがする~」と...次回からはBurnにしよう。
非ライブカメラ
予定している現場の図面を自力で書く必要があり、測量手簿を用意して、縦断図を描こうとCADを起動するも...なんと、オプション機能となっている!うう...
もちろん、そのオプションはインストールされていない。あきらめて別の手段を採用するか...
行政の技術系職員は、技術力の低下が...とよく言われる。実はこういった細かなところで差が出てくるような気がする。三重は自力でやろうとするためのツールが比較的良くそろっている。兵庫は外部に依頼できるものは、可能な限りお願いするというスタンス。宮城はその中間か...

16時になり、住民説明会に向かうため合庁を後にし、南三陸町のとある仮設住宅の集会場へ。道路状況が芳しくなく、タイトな到着となってしまった。
17時より、町の建設課と県の土木事務所と合同で説明となる。20名近くの方にお集まりいただいた。
今までの仕事の中で、こうやって市民の方と向き合って対話という機会は殆どなかった。というより、むしろ皆無。極短時間の説明とはいえ、若干緊張する。
事業内容に関する質問はほとんどなく、会場は笑いもあって終始和やかな雰囲気だった。

興味深かったのは、住民の方同士で漁港施設の議論になった時。ある方は今の漁業を行ううえで利便性が高まるから必要と考え、ある方はその存在が子どもたちにとって危険だからやめるべきという。今を思う人、将来起こりうることを考える人。様々な思いが交錯する。
また漁師さんにとって、海辺の土地が非常に重要で、死活問題にもなるということが改めて分かった。

今後の段取りなどを思いうかべながら合庁へ帰還。想定していた時間より早く戻れたので、一本前の新幹線に乗ろうと、一ノ関駅へ。いつものように284号線を走るが、苦痛というレベルを超え、もはや拷問に近い。このロスタイム、気仙沼の生産性まで下げかねないと思う。

発車まで10分を切ったころ、ようやく駐車場に到着。指定券の予約変更を無事済ませ、なんとか間に合った。
終点新青森から普通列車に乗り換え青森駅へ。日本海側の豪雨の影響で、30分遅れで到着。

雨が上がり、ひんやりとした青森の街を、ホテルへと急いだ。