2013年11月18日月曜日

#297 静かな街

安定した天候が続いており、しかも暖かい。こういった秋の日がずっと続けばいいのにと思う。いつものように準備をし、いつものように出勤する。しかし、昨日のダメージを引きずっており、とにかくひざが痛い。慣れないことはするもんじゃないか...

週末の出来事などを情報交換する。唐桑かき祭りは大盛況だったようで、坊主頭のS技査とI主事のユニットで、カキの殻積みコンテストで優勝を飾ったとのことだった。

午後からの打合せの資料作成や契約関連の手続きを済ませる。
しばらくしてから、歌津で同時施工しているもう一つの現場に関する代理人が来庁し、打合せを行う。この施工業者は兄弟で業務を行っているが、うらやましいと思う反面、亡兄とユニットを組むことは常に喧嘩になっていたかもしれないと思うと悩ましい。
お昼前に戸倉のSという現場の代理人も来庁し、書類の確認を行う。宮城の施工業者は本当に誠実で真摯。
午後、戸倉のHという現場にかかる関係者と打合せのため、志津川に向かう。指定されたベイサイドアリーナは静けさに包まれていた。2年前の7月に訪問した際は多数の避難者が滞在していたが、今の姿が本来のものだ。震災がなければ、一時の喧騒もなく、志津川は以前と変わらない静かな町であり続けたと思う。
打合せもスムースに終わり、役場の建設課と復興用地課に顔を出して帰路に就く。道路を挟んで役場の対面にある山は、既に大きく形を変えていた。
大島出身のスーパールーキーS主事に、家族に大島のことで聞いてほしいことがあると伝える。そして、「大島誌」なる本の存在を教えてもらう。

業務終了後、先週行きそびれたエスポワールに向かう。食事を終えるころ、「柿はお嫌いですか?」と声を掛けられる。そんなに得意ではないが、むげに断るわけにはいかないので、いただくことに。小ぶりだったが美味しかった。

帰宅後、少しだけ部屋掃除をする。最近こういった雑用が大変面倒に感じてしまう。なんだろう、11月病かな...

東海新報を読んでいると、世迷言に木曽岬町の「魔法のフライパン」について書かれていた。筆者も早速購入されたそうで、少しうれしくなった。そして、T氏が録画してくれた気仙沼を紹介する番組を視聴する。様々な視点、切り口から気仙沼を紹介してあるが、なんとなく違和感を感じてしまったのはなぜだろうか。それは自分が気仙沼の少し深いところを知っているからか...