#284 keep me up

かなり早い時間に目が覚めてしまった。部屋はかなりひんやりとしており、ひとまず二度寝する。暖房をつけようか悩んだが、日が高くなるとともに温まってきた。いつものように準備して、いつものように出勤する。

金曜日の出張の報告などを済ませ、打合せのためにT班長とともに歌津の現場事務所に向かう。少しだけ肌寒いが、1年で一番いい季節のような気がする。

現場代理人のS氏から工事に関連する多岐に渡る情報を聞く。必要となる情報は常にやりとりしているが、本来であれば伝えてもいいような情報を、S氏というより受注者側で遠慮していることが分かった。こういった奥ゆかしさは宮城や東北の気質なのだろうか。三重に居たときに関わったことのある某事業者は、何も始まっていない段階から「あれはみてくれるんだろうな？」とけしかけてきたことがあった。今のパートナーと比較するわけではないが、いかにも寂しい。

いつの間にか昼前になっていた。帰庁がてら、T班長のお気に入りの「ごだい」で昼食を摂る。ふと、外からネコの鳴き声が聞こえてくる。窓の外からお客さんにおねだりしているようだった。
合庁の売店で、むすび丸の新しいデザインのピンバッチを見つける。ちなみにむすび丸には普通のむすび丸とアニメむすび丸の二種類がある。アニメむすび丸はアンチエイリアスがなされているのが特徴。

←アニメむすび丸　むすび丸サン・ファンバージョン→

午前中のヒアリング結果をもとに、積算システムを叩く。先日発生したクリティカルな事態は、完全解決には至っていないものの、ある程度糸口が見えてきた。T班長に結果を報告する。
治山班と電話やメールでいろいろとやりとりをし、落ち着いたころには外は暗くなっていた。ようやく来週東京行きとなる資料作成に問いかかる。まだ道半ばだが、ひとまず切り上げることに。

閉店間際となった大型ショッピングセンターに牛乳諸々を買いに出向く。総菜売り場は既に「不毛の地」と呼ぶにふさわしい状態になり果てていた。なんとかパック寿司にありつく。

最近心が折れそうな事態に直面することが多い。モチベーションが下がってしまいそうになるが、なんとか維持していこうと思う。