2013年11月1日金曜日

#280 face to face

いつもより2時間ほど早く起床する。既に外は明るくなっていた。久々にスーツに袖を通し、ネクタイを締めベースキャンプを後にする。最寄りのバス停では既に二人が到着を待っていた。

適度な乗客を乗せて、45号線を南下する。早朝だと、見慣れた景色もいつもと違う表情を見せている。
柵の歪みはスマホの宿命
定刻より若干遅れて、県庁前のバス停に到着する。歩道を歩いていると、50代くらいの男性2人から「気仙沼からですか?」と声を掛けられた。今日付けで採用となった任期付職員の方で、辞令交付式に向かう様子。どうやら自分も同じ目的と間違えられたようだ。今日は打合せに来たことを告げ、先輩面をして講堂の場所を案内する。

森林整備課を訪ねると、2名の職員に文書が渡されている。辞令かな?と思ったがどうやら違うようだ。K課長から、宮城県では職員の努力を評価する表彰制度があると教えてもらった。三重では昔は率先実行大賞、今はMIE職員力アワードがある。三重は自薦、宮城は他薦。文化の違いを感じてしまう。そういえば、10年ほど前に率先実行大賞と取ったことをこっそり自慢しておこう。あの時は、Hマネージャーがいろいろお膳立てしてくれたっけ...

治山班のS主任主査、M技査にコンサル担当氏を加えて、歌津の施工予定箇所の設計内容の打合せをする。設計の考え方、基準への適合など、子細な聞き取りが行われる。通常の治山事業ではお目にかかることのない工種も含まれているので、その箇所は特に入念に...

コンサル担当氏に資料を依頼し打合せを終えると、昼を回っていた。お気に入りのたなべ家に向かい、金曜しか食べられない「オムレツライス」を注文する。
ふわふわ
午後、まずクリティカルな事案についてS技術主幹と打合せする。最初はとっつきにくい方だと思っていたが、今はとても頼りがいがある。作業の進め方などにアドバイスをもらう。これからやってくるはずの試練も十分に理解されており、腹が据わっている。自分も少し自信が出てきた。

引き続き、M技査と打合せをする。先ほどのクリティカルな話についても少し説明する。他の事務所ではどのように業務を進めているのかなど聞かせてもらう。何も気仙沼が特別ではないようだ。であれば、ますます個人を責めることなく、組織としてどのように解決していくかを探っていかなければならない。午前中の打合せの結果をもとに、来週提出する必要のある資料の確認を行う。

顔を合わせて話をすることは意味がある。そして、電話やメールよりも何倍も何十倍も情報交換が出来る。ミッションをコンプリートし、再び高速バスに揺られ気仙沼へと戻る。

エスポワールで夕食のドライカレーを食べる。あ、そういえば昼飯と同じようなものを頼んでしまった...
オーナーのおばさんから、「今日はいつもと雰囲気が違いますね~」と声を掛けられる。「七五三でした♪」と返事をすると、「あーっ、なるほど(笑)」と答えが返ってくる。このお店もかなり馴染みとなってきた。