2014年2月14日金曜日

#385 Happy Valentine

昨日いい加減に寝てしまったため、部屋がいつにもまして散らかっている。何がどこにあるかよくわからず、少し焦る。いつもより若干遅く出発するが、なんとか間に合った。

臨時職員のYさんから、チョコレートをいただく。職場の紅一点は、常に皆に気を使ってくれる。売店で飲み物を買い求めたら、「2月14日なんで」ということで、一口サイズのチョコをいただく。

Iという施工予定現場の用地協会立会いに、I主事とともに出向く。最近用地関連はほぼすべてI主事に任せているので、いろいろ段取りをしてもらっており、とても助かっている。しかし、そんなI氏に車内でついつい愚痴ってしまうのは良くないな…

開始予定時刻の30分以上前に現場に到着するが、即時に関係者が来場される。週末の雪がガッツリ残っていた。コンサルタントのメンバーが適切にマーキングしてくれており、つつがなく作業が進む。
今回お招きしていなかった方との調整が必要になり、立ち会っていた関係者が電話で連絡してくださる。この現場の関係者は、全員が何度も顔を合わせたことのある方なので、話がとてもスムースに進む。
関係者同士で会話しているところに居合わせるが、いつもの8割以上理解できている言葉が、5割くらいの理解に低下する。やはり、よそ者の自分には少しマイルドに話をしてくださっているようだ。

インターバルを生かし、歌津の施工現場の段階確認を行う。いよいよ800個目のブロックが設置され、ゴールに手が届きそう。しかし、先週末と同様に今週末も大荒れが予想されており、気がめいる。

午前の部が無事終了し、お気に入りの竜巳やでランチを食べる。近隣に店が増えてきたからか、少し空席が目立っていた。
支払いの段になり、密かに100円値上げされていたことに気付く。ボリュームも味も自分好みなのだが、コストパフォーマンスは若干悪化した。

午後、いつも笑顔で話をしてくれている三兄弟の長兄と末弟にご足労いただく。「おめぇ、大学でてんだっちゃ?(笑)」と、いつものペースで話が進む。話が防災対策庁舎になり、長兄だけでなく、末弟のご子息もあの場で犠牲になったと初めて知る。自分も以前は保存賛成派だったが、今はその気持ちは薄れている。

役場の担当氏が到着するまでの間、突堤から陸側の撮影を試みる。
予定地の一角に、高台がある。震災前は八幡神社と呼ばれ、木々に覆われた祠が存在していたが、今は木柱以外にその様子を表すもの無い。
全ての立ち合いが終了する。よくよく考えたら氷の上を歩いているのと同じなので、インナーを履いていても足が冷たく、全身が冷え切っている。フル装備で来るべきだったと反省。

役場で所用を済ませ、帰庁する。A総括から、林野庁を介して三重よりある知らせが届いたと告げられる。最近ちょっと行き詰まり感もあり、自分の選択は正しかったのかと悩む時もあるが、試練と思って、今後の業務に今の経験が活かせるように頑張ろう。
急ぎ17日がリミットの作業を進めるが、思ったよりあっさり終了し、別の滞っていた作業を手掛ける。

業務終了後、大型ショッピングセンターの閉店前になんとか滑り込む。残されていた僅かの半額寿司や牛乳、グラノーラを買い求め、帰宅する。

少し溜めてしまった東海新報に目を通す。盛岡で現役派遣職員やOBによる討論会が行われたと書かれていた。自分よりもはるかにアグレッシブな職員がいることがわかり、負けられないと思った。
また、高田の寺院に「ののさまの陸前高田駅」と呼ばれる祠が出来たと。ののさまとは、仏様のこと。そういえば、岐阜の叔母が「のんのさま」とおっしゃっていたが、同義語のようだ。方言と思っていたが、全国共通の言葉なのか...
気仙のクオリティ・ペーパーは、記事だけでなく寄稿のレベルも非常に高い。このような新聞が身近にあることがかなりうらやましい。もちろん、気仙沼と南三陸の新聞もよく頑張っているが…他にも、高田のまちづくりワークショップに気仙沼市民が参加したという情報もあった。
気仙と気仙沼、南三陸を行ったり来たりしている自分にとって、県境を意識することはないし、この地方にとってはネックになりこそすれ、メリットももたらしていないのではと感じる。

幸いにも、いくつかチョコレートをもらった。2月14日感を少しでも味わうことが出来てよかった。
チョコ南部は自腹
姉が異常な行列を乗り越えて買ってくれたチョコ