W技師のクルマで南へと向かう。4号線もこの辺りは走ったことがなく、車窓が新鮮だ。福島県境を超え、国見ICから東北道へ。
郡山南ICで降りると、ETCゲートが開かない。最近呪われたように、同行車でこの症状が出る。行きはきちんと開いたのに...
走りやすい県道を進む。昨日からの好天のお蔭か、道に雪は殆どというか、全くない。福島県岩瀬郡天栄村は、たぶん、人生で初めて訪ねる。宮城の市町村は、場所も名前もほぼ記憶したが、天栄村は、このイベントへの参加がなければ知ることもなかったかもしれない。
途中凄まじい融雪装置のある鳳坂峠を抜け、羽鳥湖の脇を通って、羽鳥湖高原レジーナの森に到着する。既に「2014スポーツ雪合戦東日本大会」の開会式が始まっており、着替えたり諸々作業をしていたら、気仙沼市役所派遣のM氏から連絡が入る。
市役所のメンバーは既にそろっており、雪玉の製造もあらかた完了していた。W技師をメンバーに紹介し、追加の雪玉製造に入る。
コートに隣接する場所に、雪玉製造ヤードがある。巨大なたこ焼き器のような道具が用意されており、試行錯誤で雪玉製造を行う。
しばし、他チームの試合を観戦して作戦を練る。
1時間ほどして、S主事が到着する。福島出身で実家に帰っているとのことだったの招聘したが、どう見てもスポーツするような格好ではなかったが、後にユニフォームチェンジする。
試合開始前に作戦会議を行う。いくつかのフォーメーションについて議論を重ね、「気仙沼マン」にふさわしい陣形が導き出される。
いよいよコートへ。最初の対戦相手は「急造チーム」。1回戦の戦いを見ていたら、一方的に敗北していたので、もしかしたら...という期待があった。
余裕の記念撮影 |
M氏お手製のフラッグ |
シェルターで待機しているチームメイトに球を供給することが困難になり、手渡ししている隙をひたすら狙われることに。もはやなすすべなく、2セットともフラッグを奪われるという事態に...
M氏と自分は審判に入る、残りのメンバーは雪玉製造に入る。1試合終えてから他者の試合を間近に見ることで、新たに得られるものがあった。M氏とフォーメーションを再度考えることに。
そして雪玉製造組は、反省を十分に生かし、「ベニヤ板を貫通できる」という目標を設定し、品質の高い球を量産していた。もちろん、製造後の品質管理もぬかりなく、春のような陽気で劣化しないように、木陰に安置し、さらに温度上昇を防ぐために衣服を掛けておくという念の入れよう。まさに、PDCAサイクルが回っていた!
いよいよ第2試合が始まる。次は「三段腹」というチームで、経験豊富そうな感じが漂っていた。
判定に若干の不満は残るが、2-0で敗れるものの第1試合とは異なり善戦することが出来た。メンバーのリベンジしたい気持ちがひしひしと伝わってきた。
引き続き審判を行い、昼食を摂ってから施設内にある温泉に向かう前に、S主事のクルマを救出しなければならない。4人で押しても無理だったが、近くにいる方に助けを求め、無事脱出。
そして、温泉の駐車場でハプニングが。どこを探しても自分の財布がない。やむなく施設の受付に電話をする。ふと振り返ると、クルマの屋根上に鎮座していた。後輩たちに恥ずかしい自分を見せてしまった...
温泉でリラックスし、元来た道を戻る。帰りは適宜分乗し、自分はS主事のクルマに。
若干道に迷いながらも郡山南ICにたどり着き、東北道で若柳金成ICで降り、千厩のあさひ屋で夕食。
宮城でもあり岩手でもある「宮手県」 |
カレーピラフ+カツ+カレーの最強メニュー |